2008-01-01から1年間の記事一覧

うまい1ポンドステーキの作り方

私の場合、きっかけはブエノスアイレスで食べたBife de chorizo。それ以来赤身の1ポンドステーキにはまっている。ちなみに1ポンドは450グラム。もしあなたがどこかで食べた1ポンドステーキを忘れられず、ここにたどり着いたならあなたはラッキーだ。まず、ど…

パタゴニア - ひきがえる -

バリローチェで食料などを補給して一泊し、そこから北へと向かう。往路で4度受けた検問もなく、西行き、国境方面へと向かう車両だけ警戒しているようだった。久しぶりにゆっくりできると日が昇ってから目を覚まし、バリローチェ市内のキャンプ場でシャワーを…

パタゴニア - 空へ -

空へつながる道がある。道はあまりに長いので、途中で道であることをあきらめ、空になってしまったのだという。ちょうどブエノスアイレスとサンカルロス・デ・バリローチェとの中間にあたるChacharramendiから、181Km続く直線が始まる。同じ景色、空につなが…

パタゴニア - 出発 -

時差が12時間、つまり日本がお昼ならそこでは夜中の12時になる都市がある。日本と時差がない都市と、時差が12時間になる都市は、ほぼ一直線上に並び、ぐるりと地球を一周する。その円を取り出し、東京が一番上になるように置く。3時の位置にあるのは、カナダ…

タグやキーワード検索の先にあるもの

最近は文学について考えることが多く、書くという行為に対して、書けば書くほど分からない、中学生の英会話のような状態になっています。同じ書くということでありながら、腹で書くのではなく、脳の外側のほう、薄っぺらな大脳新皮質で書くのは簡単かといえ…

TOYOTA Hilux in Patagonia

9000アルゼンチンペソ!?約3000USドル、30万円にもなる。ブエノスアイレスの空港で5日朝借りて、16日夜返却。日本でいくらなんだろうと思ってトヨタレンタカーみてみたら、約2万円弱/日。高いが、パタゴニアをでかいハイラックスで走ったら、気持ちいいんだ…

パタゴニア

わざわざ日本の裏側、パタゴニアまで行って、ぼーっとしてみようと思う。ブエノスアイレスの友人を訪ねて、タンゴでも見てから、レンタカーに乗って、数千キロのドライブ。 行き先はChubut経由、Santa Cruzへ。*画像はwikipediaから 参考までに、10月4日発1…

Autumn Leaves

夏が終わる頃から銀杏が色づくまでが、私の一番好きな季節だ。Autumn Leavesにのせて。Eva Cassidy from Live At Blues Alley キーが半音高く、たまらない

浮き上がる音

だいたいGからしてわずかに高い。オクターブ上がった頃には、1音位高くなってんじゃないの。なんか風船がついていて、勝手に上がっていっちゃうみたい。浮き上がる音だ。それでも進歩は進歩だ。レッスンで指摘されて気づくのではなくて、”自分で”気づいたん…

”考えてみれば、これはそもそもの発端からかなりのフシギさを宿した本であった。何はともあれカタカナのことばをずっと並べて、それに僕(村上)と糸井さんと二人でかたっぱしから話なりエッセイなりをくっつけていこうなんて、今にして思えば相当にユニーク…

「アンダーグラウンド」は、1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件を、村上春樹氏が被害者の方々へ直接インタビューを行うことによって、伝えてくれるものである。何かコメントを書こうとするのだが、まったくまとまらない。ただ、明石志津子さん…

トリックというテレビドラマがある。仲間由紀恵と阿部寛が、怪しげな新興宗教のトリックを暴くというものだ。トリックを解くストーリーがもちろん主題だが、いつも番組の最後に、トリックを暴かれて行き先を失う信者というものが描かれる。村上春樹氏の「約…

あることについて、時には、一切の前提条件を脇に置いて考えてみなければ、分からないならないことがある。それは、そのことをよく知る人から話を聞いたり、見て学んだりすることではなくて、そのことを取り囲む環境についてよく観察し、1から自分の頭で考…

白い季節

「今日はどうしてるだろう?」のぞいてみたが、何も入っていないようだ。もしやこの暑さで・・・。2008年7月4日の東京は、1995年以来、13年ぶりとなる7月の真夏日となった。赤坂から乃木坂へと南西へ向かって赤坂通を歩いてきたのだが、いつも…

今月のコラムがアップされました。Googleの巨大テーブル

I Remember Clifford

Lee MorganFreddie HubbardRoy Hargrove女子高生?

シンプルでデカイ国

サンフランシスコは、西を大西洋、北から東側をサンフランシスコ湾に囲まれた、北に突き出た岬の中にある。カリフォルニアと言えば一年中快晴に恵まれるようなイメージがあるが、大西洋の寒流の影響で、西風が吹くと冷たい風と霧に見舞われるのがサンフラン…

Macで遊ぼう

今度のコラムは、最近私が買って愛用しているMac Book Airの話。というより、Macって楽しい!、という話。それから、6月9日からMoscone WestでApple World Wide Developer Conferenceがあります。iPhoneを発表したとき、隣(すぐ隣じゃないよ)にあるスタ…

Chris Botti

5/28,29,30,31とChris BottiがBlue Note Tokyoでライブやります。Italia系のトランぺッターは熱くて、透き通っていて、燃えるクリスタル?のようなイメージです。ラッパは黒人のおやじがやっていると思っている人、時代は変わりましたよ。ちなみに、彼が使っ…

最新コラム「全記録時代への挑戦」

今日こちらに上がりました。それから、どうも怪しいんですが、「Googleが世界の電力を食いつぶす日」も関連トピックで。

ナポレオンが愛した女

ナポレオンが愛してパリに連れ帰ったViktoriaは、かつてオリーブの花輪をその手に握り締めていたという。勝利の女神、Nikeに祭り上げられ、クロスを手にした彼女は、どこか悲しそうに見える。ブランデンブルク門の北側、ドイツ連邦議会議事堂周辺には、現代…

景色を食す

パッと景色が華やかになった。カラフルな傘を差して下校する小学生達だ。風が強いので、前傾姿勢になってしっかり傘を抱えている。前から来た車が軽くパッシングする。何人かは気づいたが、気づかない子もいる。目の前まで来たところでようやく気づき、慌て…

プラハの桜

そこを通り抜けようとする車が、呼び止められた。どうやら検問のようだ。簡単なやり取りと、荷物のチェックを終えると、さっと通り過ぎていった。次に来た車も後ろで待っている。どうやらここを通過する車は、検問を受けなければならないようだ。ここは、プ…

La pentola dell'Oro Ristorante

「実は昨年11月に10日ぐらい大阪に行っていたんですよ」と、ある冊子を見せてくれた。”イタリアフェア2007”とある。大阪梅田阪急デパートのものだ。確かに、温厚で笑いを絶やさない、目の前のジュゼッペさんがいる。メディチ家の秘伝レシピを伝えるトスカー…

そうさく

ウィーンは、1区を中心にして、それを取り囲むように合計23区から成っている。1区を山手線に見立てた場合、渋谷方面に7区がある。ちなみに1区の東側はドナウ川が流れていて、2区、というわけではないし、7区は渋谷のような繁華街ではない。ウィーンでは、7区…

イカ墨スパゲッティ

先週中盤、ベニスは大変天候に恵まれた。地元の人も「最高だったわね」というほど、それはそれは素晴らしかった。 そんな天候に連れられて朝からいろいろ歩き回っていたので、昼飯はがっつりとコースを食べ、ワインに酔っ払いながら、昼下がりもぶらぶらして…

雨、雨、雨・・・

一週間の疲れがたまっていたので、ホテルに着くや否や、12時間爆酔したら、雨。朝食はガラスの天井に降り注ぐ雨を見ながら。もしやと思いこれから行く都市の天気を見ると、見事1週間雨。さてと、どうしたものか。

網棚の少女

ベルリンからプラハまでECで行く途中、確かドレスデン辺りだったか、網棚の上から微笑む少女に笑わせてもらった。背もたれをよじのぼっては網棚に這い上がり、網棚に乗っかっては、隙間から「すごいでしょ!」と言わんばかりに微笑む。こちらが笑い返すと満…

 ユダヤ人と日本人

ユダヤ人博物館に行ってきた。ガラスとスチールを使った近代的な建物にはいると、順路がないのに驚く。全部見たいんだったら、一番上の3階からがいいですよという助言で一番上からにした。ユダヤ人の女性と一緒に行ったので、歴史や文化などを教えてもらおう…

48時間フリーパス

ロビーで友人を待っているうちに、そういえば交通局がストだったなと思い出して、ブランデンブルグゲート周辺まで行くのにはどうしたらいいのかレセプションで聞いていると、これからチェックアウトしようとするレディから、「超簡単よ、なんでも近くにある…