そうさく

ウィーンは、1区を中心にして、それを取り囲むように合計23区から成っている。1区を山手線に見立てた場合、渋谷方面に7区がある。ちなみに1区の東側はドナウ川が流れていて、2区、というわけではないし、7区は渋谷のような繁華街ではない。

ウィーンでは、7区はクリエイティブな人が住む街、というイメージがあるという。その7区の中に、前面は大きなガラスばりになっていて、まるでデザイン事務所のようなお店がある。ポツンと光るサインには、白地に黒で、「そうさく」と書いてある。

店内は白を基調にしたシンプルなデザインで、10人も入ればいっぱいになってしまうような大きさだ。ドイツ語のメニューを開くと、Misosuppe、Tofu mit Okra、Sushi、Makiなどの文字が目に入る。

ここ、Sosakuは、ウィーンの7区にある、寿司の創作レストランだ。

外国へ行って寿司。やってはいけないことの一つと決めていたのだが、ウィーンに到着した日は雪で、できれば滞在したAltstadt Viennaの近くで、と思ったのだ。このホテルで推薦されたのがSosakuで、徒歩1分、まさに通りの向こうという感じだった。

「なるほどね、こんなのもありなのか・・・」とまさに目からウロコの料理。

山ん中で寿司?ないと思ってたけどね。

カラスまでクリエイティブ。毛皮でも着ているんだろうか。