トランペットでよく言う”ツボ”って?どこ?

db4o2006-11-15

”ツボ”を意識してトランペットを鳴らそう、ってよく教本に書いてあるけど、”ツボ”ってどこ?とこれまであまり深く考えることも無く練習してきたけど、昨日見つけた!少し大げさに言うと「歯の裏」。

これは呼吸法を多少なりともしっかりさせようとしている途中で見つけたんだけど、いや、もっと正確に言うとその中での低音の練習か。結局腹から高圧で魂の入った空気を当てようとすると、それは喉から上のほう、つまり上の歯茎の裏の方になったということ。

このツボを見つける前はというと、ポイントがぐっと前、そう上唇の内側にあった感じだった。それって結局口の中で曲がった勢いの無い、よどんだ空気なので、アパチュアがどうのと唇をキリキリ舞させなきゃいけなかった。特に低音では、寄せて上げる感じ!?こんな7変化じゃ将来出せる音も限られちゃうよと思っていたわけです。

さて、そのツボを詳しく解説してみましょう。イメージは、歯の裏に鍵盤が並んでいて、のどの方ほど低音で、前に行くほど高音。そこに向かって腹の底から、腹というのはへそと言うより背中の方ですが、その鍵盤に高圧の空気をぶつけるんです。この時そのポイントが頂点となる三角形を作る感じで、その部分を最もリラックスさせるイメージがあります。こうするとあのアパチュアは一定です。というか唇で操作する感じでなく、口の中で操作する感じに変わります。例えば低音ということでCの音は、のどからまっすぐ上ちょっと前に鍵盤がある感じです。それからもう一つ。ラッパが下向きます。

ちなみに私はマイルスの音と松島さんの音しか参考にしていないので、ご注意ください。ただ音が深ーい感じでありながらよく鳴りますよ。松島さんに聞いてもらって何て言われるか・・・。