調子を狂わす無理な高音

ようやくA5の正体がつかめてきて分かったのは、無理して高音を出そうと、ツボの上り坂全体が上に上がっていた（たぶん口の中の容積を小さくして高音を出していた）ので、一旦上に上がった後の音は全部の音で高くなっていた。

なんか吹いているうちに気がつくとG4が高いのでおかしいなと慎重にチェックすると、ツボが上がっていることに気づくという具合。最初は楽器が暖まったせいか、とか、ハーマンミュートだからか、とか何かのせいだと思っていたんだけど、ようやく、本当にようやく分かった。

それを避けるには、高音時にツボを上げない努力と十分な空気の流れを腹から（どうも私のイメージは背中から）送り込み続けること。

高音でも下唇がしっかり振動しているというのはなんとも気持ちいいものだ。