どんな楽譜作成ソフトがあるんだろう?
SmartMusic
これは手強い・・・。ウィントンマルサリス登場。
練習を楽しくするって言うのも同じコンセプトだし。Lean more...をクリックすると、もうそのままでした。しかも先生が練習用の譜面を配って、生徒が自宅でそれをこなすみたいな使い方もできる。ただ、ビデオに出てくるのがフルートにオーボエの木管なのはなぜだ。トップにウィントンマルサリスを出しておいて。
LilyPond
機械で書いた楽譜は汚い。クラシックの楽譜のようなきれいなのがいい。と始まったというLilyPond。
これはインターネットでいうブラウザみたいなもので、ブラウザがHTMLを解釈して表示してくれるように、LilyPod専用の言葉で書かれたものをきれいな楽譜として書き上げてくれるものです。
これが強いのは、既にパブリックドメインのLilyPond版がたくさん存在すること(The Mutopia Project)。残念ながらまだアーバンはありません。
中を覗いてみると、今月頭に技術者のフォーラムでiPadに使えるか話がありましたが、直接載せるのは技術面だけでなくライセンス面(GPL)やビジネス面(iPhone SDK EULA3.2.3、interpreterは認めないというのがある)でも難しいので、可能なのはインターネットサービスだけだろうということでした。これはどういうものかと言うと、LilyPondの言葉で書かれた紙をサーバーに投げると、きれいに譜面になったPDFを返してくれるというものです。
後は、デジタルで音楽をやりたい人向けなので、これはiPadじゃなくてPCに取り囲まれている世界ですから省きましょう。
どんな譜面を作るにしろ、それをいろんな人がやり取りするとなると、そこに共通の言葉が必要なのは明らかです。これは企業がやると失敗するもので、ビジネスから離れた判断ができるグループが好ましいことを考えると、LilyPodが最適に思えます。
そもそもLilyPodのプログラムはiPhone上では動きませんし、いきなり全部をサポートするなんてできません。だからアーバンをLilyPod版で作りながらMutopiaにも貢献し、アーバンの範囲で、触って持ち運べるiPadならではのアプリにしていく、というのが良さそうです。