現実世界と連動しだしたセカンドライフ

db4o2007-09-28

現実のクラブイベントとセカンドライフをどこまで融合させることができるのか、勉強するのにいい場所があると、PaulとRyanと一緒に渋谷のBarTubeへ行ってきた。

BarTubeは、ビデオジャーナリストの神田さんが経営するバーだそうで、毎週木曜日はセカンドライフの集まりをしているとのこと。

個人的には、いくらかセカンドライフを使ったことがあるけど、どうも仮想世界の虚しさのようなものを感じて、「ラッパでも吹いてくるか」、と現実の世界にすぐ戻りたくなる。Paulによると、その状況が変わりつつあって、セカンドライフ内で現実世界の身元を明かすようになってきているらしい。というのも、セカンドライフが単なる現実逃避の場ではなく、現実世界を拡張する1世界と考えられるようになってきているからだそうだ。というか、そもそもセカンドライフという名前が誤解の元らしい。


さて、それでは実際にクラブイベントとセカンドライフを融合させるような試みはどこまで行っていて、成功するんだろうか?この集まりのリーダー的存在だった、kabayanさんに聞いてみた。

現実的な話しで言うと、まだまだモーションキャプチャで現実世界の人間の動きをセカンドライフ内でも再現するには、データを転送する時にかかる遅延など、いろいろ問題があるそうだ。現実的なところでは、事前にセカンドライフ内でいろいろな動きを仕込んでおき、現実世界の人の動きを引き金にして、それらを起動するというものだそうだ。現実世界の人の動きは、任天堂Wiiなどのコントローラーでいいそうで、何をしたらどうなる、というのはかなりプログラム可能なんだそうだ。

また、似たような事例としては、ヨーロッパのどこだかの都市で、現実世界と全く同じ町並みをセカンドライフに作り、現実世界でそこの通りを歩いていると、セカンドライフ内でその辺を歩いている人の足音が聞こえたりする、というのがあるそうだ。


それ以外にもいろいろな参加者の人がいて、リンデンラボやアスキーの方なども来ていた。リンデンラボとしても、現実とセカンドライフを融合させるような試みは、積極的に応援していきたいと話していた。

ところで、もう一人驚きの参加者が。私もポップスシーンに全く弱いため気づかなかったが、シャ乱Qのリーダー&ギタリスト、はたけさん。なんでも、日本列島をセカンドライフ内に作ろうとしているらしい!?Paulなど終止全く気づかず、へえーバンドやってんだ、ぐらいの勢いで話していた。ずっと横に座ってたんだから、もう少し話しときゃよかったかな・・・。