組込み用ソフトウェアスタックへdb4o搭載

db4o2006-08-05

ちらほら、ほんとちらほらですが、組込み用ソフトウェアスタック、ソフトプラットフォームへdb4oを搭載するという話があり、設計をするようになってきました。写真はドコモのMOAPですが、db4oとは関係ありません。

年間100万台、1億台?搭載されるような巨大なものでなくても、100台でもプラットフォームにdb4oを使うというのはいいアイデアです。db4oのコンパクトさやパフォーマンスは最低条件だとして、マクロな設計の視点で非常に大きなポイントが3点あります。

db4oに格納されるオブジェクトは、任意のPOJOで制約が無い
db4oはオブジェクトDBでありながらプラットフォームニュートラルである
db4oは、コミュニティドリブンである


①について:db4oは特別な親クラスやインターフェースなどをドメインオブジェクトに要求しないので、JavaでいうPOJOでいいのです。

②について:db4oJavaと.NETにネイティブなデータベースとして提供されていますが、内部形式はプラットフォームニュートラルです。GenericObjectという形式のオブジェクトがあり、それを使えばC++とでも、何か他の言語とでもデータを共有できます。

③について:db4oは、コミュニティドリブンのビジネスに力を注いでいます。最新の技術は支持されてこそ使える技術として安定します。db4oはそのためのリーダーシップと、より強力なコミュニティ運営に力を入れています。


上記3点を考慮すると、最先端でありながら特定のコンポーネントへの依存性を排除したい、という矛盾するプラットフォームの要求にこたえることができるわけです!今度の勉強会の4人目でこのプレゼンします。