トランペット練習・・・唇と空気の流れのイメージ

db4o2006-07-29

先日トランペットの快感について書いたのだが、どの倍音が出るかはコントロールできなかった。コントロールしようとすると、そのバイブレーションが消えてしまうのだ。金曜日にチューリップのイメージで振動を意識して練習したが、今度はチューリップのイメージが強すぎて快感がほとんど得られなかった。がっかりしてスタジオを出ると、ちょうど松島先生がたばこを吸っていたので、少し立ち話をすることができた。もちろんマーチンコミッティーを買ったことも忘れずに伝え、現物も見てもらい、なかなかの美品だということだったのでうれしかった。

さて、その唇のイメージについては、イメージはそれでいいのだが、実際には開いてはいけないという。弓矢の要領で上唇を引っ張り、高音へと移るが、あくまで真一文字のままだとのこと。そうか、それで下唇でそれをフォローしていくわけだな、と今日土曜日の練習へ期待を膨らませたのでした。

今日は11時から12時まで練習。最初はあまりに弓矢を意識しすぎて、ぼろぼろだったが、リラックスして目をつぶり、力を抜いて挑戦すると例の快感が!さっそく弓矢のイメージでたたみかけるが、どうにもうまくいかない。というか安定しない。まだ何かが欠けているようなのは明らかだった。唇のくっつけ方一つで、快感が得られるかどうかが変わり、どうすればいつも安定してでるかがつかめなかったのだ。そうやって試行錯誤するうちに、もう一つの重要なイメージが湧き上がってきた。

口の中からのどの奥のイメージだ。息の流れ込み方だ。これは考えていなかった。当然音程を変えようとして唇を変化させると、それに伴って正しい経路への息の噴出し方は異なる。のどの奥から口の中でトンネルを作り、唇からマウスピースを経て、正しくトランペット内に空気が流れるようにしてあげるイメージだ。ド・ソ・ドの切り替えをやってみると、まったくスムーズではないが、やろうとしていることと結果とのとんでもない開きが無くなった。

のどの奥から口の中のトンネルと、トンネルの出口の形、この2つに意識を集中することを付け加えると、”快感”プラス”音程のコントロール”となるような気がする。

あ、そういえば松島先生に会った時、行く前にHMVで先生のアルバム「ハッピータイムス」を買ったの報告し忘れた。聞いてない人、お奨めです。特に女性に人気だとか。サックス以外同じメンバーでライブあります。8月15日、南青山ボディアンドソウルで。ぜひチェックを。