批評するウェブから参加するウェブへ

先日Googleアルゴリズムの変更を発表した。「質の高い」ページの順位を上げるというものだ。

「質の高い」ページというのはどういうものか。Googleによると、オリジナルや掘り下げたコンテンツのことらしい。

それでは自分にとって「質の高い」コンテンツとは何か。

情報エントロピーの考えに基づくと、エントロピーの低い情報だと言う事ができる。つまりまだまだそこからアイデアを引き出せる情報のことだ。

またはもっと日々の生活に基づいて考えてみよう。今ややる気のある人間は一つや二つのプロジェクトを運営しているものだ。NPOを設立してボランティアをしているかもしれないし、私のように音を探求して道具を作ったり演奏しているかもしれないし、子供の体験教室を始めたかもしれない。

大体にしてそういう活動はArtと同じで、お金が儲かったり有名になったりするものではなく、止むに止まざる内燃機関のパワーで動いているもので、エネルギーの無駄といったら甚だしい。しかしその分得るものも大きいから、続けられるのだ。

あらゆるこうした活動やこうした活動から出てきた主張を、私は「質の高い」コンテンツだと定義したい。

そしてそうした一つ一つの点が出会える仕組み。それこそ私が探し求めている次のブラウジング体験であり、これまでのような傍観者として批評するウェブから、何かを実現するために行動する、参加するウェブへと変化を促すものである。