下唇の感触

トランペットを吹いていて高音に上ずってしまう場合、私の場合大きな原因は二つあります。

一つ目は、そもそもイメージしている音が高い。

二つ目は、力み。特に下唇の力み。

イメージが高いかどうかは、歌いながらピアノで弾いてみればすぐわかります。特に高い音ほどイメージしにくく、オクターブ高いファぐらいからぼやけます。そのせいでラ付近からがよく出にくいポイントになっています。

さてイメージを一時的にでもうまく補正できてから実際吹いてみると、また高い。これが二番目の問題です。ビートをゆっくりにして慎重に狙って吹いて行くと、下唇が自然とついていっているのがわかります。高音ほどより奥へ引き込まれます。この自然の状態を、いろんなフレーズで再現できるか、これが今の課題です。Chris Bottiが高音をふく時、マウスピースに吸い込まれたみたいになっていますが、あの感じです。

マウスピースのリムについた小さな傷を下唇で感じれる時はいい時。逆にこれをいつも意識して練習してみようか。