結局iPad注文 しかも64GB

演奏したい音のイメージの解像度が上がるにつれて、それを実現するための技術も改良されていきます。

一旦イメージの解像度が上がると、それと実際の演奏とのギャップに気づくようになり、いらいらする、不満に思う、こうしてストレスがかかってきます。そこであーでもないこーでもないといろいろやってみて、まあよしと思える程度に行ってひと安心します。

ただこのイメージの解像度を上げるというのは、技術を上げるのと同じかそれ以上に集中力のいるもので、少し練習をさぼるとぼやけてきます。イメージをぼやけたままにして頭で覚えた技術の方を実践しようとすることになり、なんともぎこちない音で終わってしまいます。そうしてさぼったつけを返した頃に、ああこうだった、と思い出します。

一方、十分集中力を継続すれば、さらなるイメージの解像度アップにつながり、ありがたい新たなストレスにさらされることになります。


こうしてイメージを中心に置いたのは大げさでなく、むしろ今まで以上に、イメージの解像度が何より重要だと思うようになっています。イメージが即音につながるには、何よりもイメージと技術が大脳新皮質を経由せずに連動するよう(ごちゃごちゃ頭で考えなくていいよう)練習するしかありません。


昨日はぎこちない音で終わってしまった日であり、iPadを注文してみた日でもありました。

考えれば考えるほど、使わないかなあ、と思ってきたのですが、随分便利だと思える機能を思いついたんです。

上の絵でいうとReadとListenの部分。どうしても楽譜を読むということと、録音してそれを聴くということが必要ですが、日々の練習では結構面倒くさいんです。例えば今日はスラーの15番を集中的にやってみようとする。アーバンをスキャナに入れて印刷して、外出する。さあこの辺でいいかと、よし取ろう、と決めて録音ボタンを押し、満足のいく音が取れるまでやる。その場でいちいち聞いていられないので、そのまま持ち帰り、そのままになる。

それじゃ、理想的にはどういうのがいいかと考えると・・・

カメラを楽譜に向けてスキャン。スキャンした画像は、まとめて整理して、いつでも見れるようにします。

まだまだ楽譜から音が鳴りださない私は、誰かの演奏の手本が必要なので、まずそれを何度か聞いてイメージを固めます。

最初は楽譜を見ながら、なれたら楽譜無しで練習します。

ある程度うまくなったら、自分の音を解析して、さらなるイメージの解像度向上に努めます(いつでも過去一定時間を巻き戻して再生、解析できるようにする)。

戯音鏡を解析ツール、イメージ解像度向上ツールとしてこしらえてきたわけですが、iPadならこうしてもっと便利にできそう。