楽器のピッチと気温の関係

「何で気温が上がると楽器のピッチが上がるのでしょうか?」

「それは音速が上がるからです。温度が一度上がると、約Xセント上がります。」


ちょっと待てよと。なんか納得できない。

ついに昨日、その疑念が爆発しました。

確かに2010年4月1日。昼を過ぎたら晴れだして気温が20度近くまで行ったよ。

その割にはピッチが上がり過ぎだと思うんだけど。迂回管を通らないCやG。

気体が暴れん坊になったように言う事を聞かない。抜き差し管を3センチぐらい抜いてやると収まる。ただDなんかがぐっとピッチが下がるので、それはしっかり支えてやんなきゃならない。


これまではそういうのに振り回されていたけど、もうそうはいかないぞ。


複雑な温度分布になっている管内のシミュレーションも興味はあるけど、トランペットがうまくなるかどうかというとあんまり意味がなさそう。

それよりも、どういう温度だと、音階練習でもする時に、どういうピッチの変動があるか、そういうのを把握できたらいいなと思う。

音速みたいな、なたで切ったような理論は最近の科学でも通用しないんです。楽器の種類、それから個体のことを、もっと知ってやれたらいいんだけど。