7つの音、7つの色、7つの星

Opticksによると、ニュートンのカラーサークルはドリアンスケールだと分かりました。ドリアンは、Dから始まるメジャーの音階です。EFとBCの間が狭いのは、そこがマイナーだからです。それから、オクターブ上の音へどう滑らかにつながるかに苦労したようで、スペクトルで端と端を重ねて明るい紫(ヴァイオレット)を作り出したそうです。

驚きなのは、弦の長さで音階を与えた場合の比率と、スペクトルを通して色が出る距離の比率が同じだと言う事です。

そしてさらにすごいのは、これが太陽を回る7つの星と関係していたそうです。

残念ながら現代の科学的な頭で見ると、事実が明らかに望ましい方向へ捏造されております。スペクトルの比率は、そうなるようなセッティングが1パターンだけあるだけで、ほかの場合はそのような結果にはならないそうです。

ただ、紀元前のアリストテレス、16世紀のニュートン、現在に至るまで、音は色に似ている、その感覚はあるわけです。科学的にアプローチできないからといって、それが存在しないわけじゃない。

私は芸術は自然と科学を調和するものだと思っているのですが、まさにこれは芸術で取り組みたい課題です。