Popミュージックの歌手の歌がうまくなった理由

今取り組んでいるiPhoneで音を拾って楽譜にするアプリのアルゴリズムではautocorrelationというのを使っているんですが、例えば高音だとうまくピッチが拾えなかったりいろいろ問題があるわけです。私の知識が相当不足しているのが第一の原因なので、ここはぐいと掘り下げてみようとしたらこんな記事を発見しました。

Auto-Tune: Why Pop Music Sounds Perfect

この中で、ボーカル版PhotoShop、Auto-Tuneというソフトが紹介されています。

"The force behind both trends is an ingenious plug-in called Auto-Tune, a downloadable studio trick that can take a vocal and instantly nudge it onto the proper note or move it to the correct pitch."

「この裏にあるのが、Auto-tuneというプラグインで、ボーカルが正しいリズムとピッチになるように補正してくれるスタジオトリックなんだ」

これは、あれ、お前突然歌うまくなってない?というポップ歌手の登場や、ピッチとリズムは正確だけど、なんか50年代のロボットが歌うモータウンみたいだな、というヒップホップ歌手が登場する裏事情について語っています。

"Right now, if you listen to pop, everything is in perfect pitch, perfect time and perfect tune," says producer Rick Rubin. "That's how ubiquitous Auto-Tune is."

「ポップミュージックを聴くとどれもピッチとリズムが正確だけど、それだけAuto-Tuneが使われているってことだよ」

まあこれがautocorrelationのパワーなんですが、そう使うか?

私がイメージするのは、まじめにピッチとリズムの感覚を特訓すること。これができてこそ初めて真の喜びが湧いてくる訳で、だめだよ補正しちゃ。