来年は基礎の鍛錬で難題に挑戦

いわゆるプロ、という人たちは、極めて単純な作業を、一生かけて鍛錬してる。例えば野球のピッチャー。ガキの頃から丸い球を投げるだけ。画家や楽器の演奏家など、極めて単純な作業とその組み合わせを、まるで違うものに昇華させてしまう人たち。スポーツでも芸術でも、誰にでもできることを、人間はここまでできるのか!、と驚嘆させてしまう人、それがプロであると思う。

トランペットの日々の特訓を通じて、また、大手メーカーの研究所で課題になるような難題に取り組んできたことで、今年は基礎の鍛錬の重要性と、その有効性を痛感した一年だった。

  • プロであるために、日々どんなトレーニングをしてるか?
  • そもそも何のプロであるのか?

こんなシンプルな問いが、どんなに痛切か。

これは創業社長達がよく口にする言葉だが、「シンプルじゃねえ」と、ものにならない。考えてもみると、ただ丸い球を投げる、そんなことを何十年も鍛錬し、信じられないような球を投げるようになる人がいるんだ。新しいこと、もっと何か、とかそういうことじゃないくて、もっとシンプルに、そしてそれを極める。


ということで、来年はラッパだけでなく、データベース屋としても日々のトレーニングを明確に鍛錬していく。実際コアな技術なんてのは、ライフサイクルが長いから、鍛錬にはもってこいだ。データ構造とアルゴリズムなんて、掘り下げだしたら切が無いし。ただ一人でやってるのも寂しいので、なんか道場のような場を設けて、日々のトレーニング、難題にぶつかって基礎に立ち返りたいときに行ける場所をウェブ上に作ろうかと思う。ベストキッドの基礎トレーニングみたいな。まるで効率性とは無関係な、今時まったく流行らなさそうなこのアイデア、面白いと思う人は一緒にがんばりましょう。ということで、来年はデータベース関連のネタは道場に移します。

一方ラッパの方は、日々の青空練習の演奏を記録していく。公園では毎日遊んでいる人々が違うので、結構そういう声とか雰囲気で、毎日新鮮なものが撮れると思う。それから、セッションをできるようにコードを体に叩き込んでいく。早速カシオの電子ピアノ、プリヴィアを購入したので、日々コードの研究も行う。


今年は、あと夜営業に行って終わり。お世話になったみなさん、いろいろありがとうございました。それではよいお年を!