フーバーあれこれ

映画プライベートライアンで、「フーバー」という言葉が出てくる。昨日大沢在昌の小説を読んでいたら「エドガー・フーバー」のことが出てきて、その意味することがぴったり一致したので、「なるほど、そっから来たのか!」と勝手に合点していたのだが、どうやらそうではないらしい。


フーバーあれこれ。

FUBAR

これがプライベートライアンに出てきたやつ。語源を見ると、第2次大戦前からアメリカ軍で使われてきた略語のようだ。通信では簡単・明瞭なキーワードを使用するが、無線を修理する部隊で使われていたものとのこと。類似の略語では、SNAFU(Situation Normal:All Fucked Up)、FUBB(Fucked Up Beyond Beliefe)、TARFU(Things Are Really Fucked Up)などあるらしく、FUだらけだ。使われ方がよく分からん・・・。

エドガー・フーバー(Hoover)

時代としては完全に外れてはいない。1924年から72年までFBI長官だった(ってそんなに在任してる人いたのかよ!)。ちなみに大沢小説の中では、暴力団(ギャング)と手を組んで組織の力を拡大・維持しようとした人物の例として描かれている。それで、映画プライベートライアンの中で、ぼそっと「フーバー」が漏れたのは、現場にとっては理不尽な組織の犠牲、のようなものからだと思ったわけだ。例えば、美談を元に債権をもっと売って政府内で力を強化しようとか、そういうネタのために。ただ、こっちはvだし、違うかな・・・。

FooBar

これは、プログラミングとかコンピューター業界の中だけかな?"Foo"と"Bar"として例え話の中で使われる。しかしこんなものがインターネットの標準を決めるドキュメントであるRFCになっているとは、恐れ入る。この中の説明で、ドイツ語の"furchtbar(terrible)"から派生しているとも考えられるとある。


万能細胞のものすごいニュースが久しぶりに駆け巡ったが、それでも依然、偽装ニュース盛りだくさん。どうやら密告らしいですが、どうも密告という語感が悪いので、「フーバー」にしたらどうだろう。あいつフーバーしたって、とか、もうおれフーバーだな、とかとか。

あ、それと今気づいたんだけど、ベンアフラックじゃない!てっきりマッドデイモンとまた一緒に出てたと思ったのに・・・。エドワードバーンズって言うんですね・・・。