日本の値打ち・・・外貨が殺到する本当の理由

db4o2007-07-05

「日本の値打ち・・・外貨が殺到する本当の理由」

という本が並んでいるのを発見。手に取ると、”日本人は分かっていない。この国が、知的財産を養分に育つ「金のなる木」であることを”という帯。

おれ、分かっていないかもと、猛烈に購入意欲を刺激されて買わされてしまったこの本、面白い。確かに、なぜM&Aが話題になり、これほどまでに外資がニュースに登場するんだろう?

高くならない円と、上がらなかった金利のせいで、日本にお金が流れ込んできたんだろうと思っていた。しかも、いつかつけを払わせられるんじゃないかと、漠然と不安に思っていた。どうやらもう実体が伴っているんだよ、という話。

それから、製造業を中心にした経済指標や労働力指標のせいで、実体を正しく反映できてねえんじゃねえの、と思ってきたんだけど、その部分を鋭く指摘してくれている。結局100円だと思っていたりんごが、違う価値を評価されて500円になっている、そういうことに日本人が気づいてなくて、外国人投資家が気づいているんだよということ。

こういうお金だけの世界は分かりにくい。でも、最近周りに外国人増えたと思いません?今年の4月、外国人にとっての日本観光シーズンには、金曜の夜、渋谷の交差点なんかすごいことになってた。それに、外国から聞こえてくる、日本ブーム。外国人が興味を持っているのに、日本人が気づいていないこと。せっかく評価されていることなんだから、知らないと損だよ。