Samsungが64GBのSSD、しかもさらに高速
Samsungが64GBのSSD、NAND型フラッシュメモリーディスクを発表した。
このニュースで気になったのは、SamsungがSLC(Single Level Cell)という手法を強調していること。しかも昨年リリースした32GB版よりも3割程度高速だという。そこでちょっと気になって調べると面白いことが分かった。
What is the difference between SLC and MLC?
実はNANDには、SLCとMLCという2つの手法があり、Samsungは前者を、東芝は後者をプッシュしているらしい。簡単に特徴を言ってしまうと、SLCは高性能・長寿命だが高コスト、MLCは低コストだが、低性能・短寿命。言い方を変えると、SLCは信頼性重視、MLCはコスト重視に向いている。
さらに、インテルはどうかと気になって調べると、またまた面白いことが。インテルはFlashメモリの市場にアプローチするため、マイクロンと共同出資で新会社を設立している。このプレスリリースを読むと、なんとAppleがフラッシュメモリを確保するため、両者に2億5千万ドルを前払いしているという。ちなみにインテルは高集積化のノウハウに長けているのでMLCに強く、マイクロンと組んだことでSLCにも強くなり、製品ラインアップを見ると両方攻めていくようである。