”腹式呼吸” で ”遠いところ”を狙う!

ようやくラッパを腹から吹いている感じになってきた。自分が常にリラックスできるベースの音から半音ずつ広げるようにロングトーンでじっくり練習すると、力が入ってしまうところがよく分かる。ひとまずは腹式呼吸してるつもりなのにしてない、という事態は避けられるようになってきた。

さて、次の課題は、

  1. 遠いところを狙う!
  2. 音に表情を付ける

かな。

確かマイルスデイビスが、小さいころからラッパの練習は敷地内の池で馬に乗って行って練習してたから、お前らみたいに狭いとこで練習しているやつらとは違うんだ、みたいなことを言ってたような気がするが、実は相当大事な話だと気がついた。松島さんにも以前のレッスンで、近くで音を鳴らそうとせずに、ずーっと先の方で音を鳴らすつもりでやりなさい、と教わった。遠くで鳴らそうと意識すればするほど、ポイントはぐーーっと後ろ、腹の底の方になって、狙うツボはどんどん小さくなる。松島さんは点だって言ってたな。池で練習してればポイントは遥かかなたに見える山だったかもしれない。だからあんなにまっすぐ通る音なんだろうな。ちなみにここで使っているポイントというのは、自分の中のポイントと、音が鳴るポイントで、両方ともイメージの話。なんとなくマウスピースを境に対称になっていて、音が鳴るポイントが遠くなら自分の中のポイントは奥のほうで、音が鳴るポイントが近いと、自分の中のポイントは手前、言ってみれば口の中、というような感じ。

表情については、そんなに大したことを考えているわけではなく、メリハリとでも言おうか。今日はマイファニーバレンタインで、レ・ミ・ファ・ド!と上がるあのポイントをいろいろ挑戦。結局やっぱり腹、おれの場合は背中でもっとコントロールする感じでやったらメリハリが出てきた。今は表情も口先で付けようとせず、もう少し腹からの呼吸の流れをコントロールできるように練習しよう。

ラッパは吹きぬけると気持ちいい!一点突破スタイルの人は、楽器やるならラッパ、最高です。