トニーウィリアムス on GreatExpectations

ブラジル人でドラムが趣味のスタッフがいるんですが、先日カリフォルニアに行った際にジャズ話で盛り上がり、私は100％マイルス・デイビス野郎なんですが、彼はトニー・ウィリアムス野郎だということで、えらい話が盛り上がりました。

それで、めっきりトニーが参加していた頃のセッションを聞くことが多くなったんですが、GreatExpectationsのトニーに完全にはまっています。

車で言うと、5リッター8気筒、オーバーヘッドバルブのアメ車みたいな感じでしょうか。ものすごいトルクなんです。ギアを入れてゆっくりスタートするわけですが、スティックが重い。それから徐々にスピードを上げていくわけですが、ギアが上がってもトルクがでかい。鉛のスティックでぶったたいているようで、ポルシェなんかのやわなトルクじゃない。後半になってスピードをダウンするわけですが、トルクが強くなってる！ドシ、ドシ、ドシとゆっくりなのに、ハイハットを釘を打つように上から打ち付ける。エンジンがあったまったのにもう到着。たった14分のドライブ。ガレージでシャットダウン。なんて濃密なドライブなんだろう。まるでTVRのキミーラやグリフィスでドライブしたような。ところで、トニーのドラムセットは壊れていないんだろうか・・・。