困った問題
Arrow of Time and Entropy, Iwan Gloorより
Time seems to have a preferred direction in the macroscopic world.
「時間」にはどうも好みの向きがあるっぽい
ふむふむ。
Many processes occur just in one direction i.e. the direction of (global) increasing entropy (2nd law of thermodynamics).
どれもエントロピーが増大する方向へ
素人には随分ややこしい内容だけども、この締め:
Approach by Maccone: Every global entropy decreasing transformation must entail a memory erasure of this transformation having happened, which is indistinguishable from their not having happened at all.
エントロピーが減少するにはその情報が消去されなくてはならない。しかしながら、情報が消去されてしまうと、それ自体が起こらなかった状態と区別することができない
はいやな感じです。
例えば家の前にあるイチョウの木に葉っぱが戻ったとします。エントロピーが減少した=時間が戻ったわけですが、そのイチョウが枯れていたという記憶がないわけですから、「なかなか枯れないイチョウだな」、ということになるんでしょうか。それならもし、そういう変化が至るところで起こっていても、誰も気がつかないことになります。まったく、困ったもんです。いや、実際には誰も困ってないんですけどね。