人の話は1オクターブ
たまたま気づいたんですが、人が話をするのに使っているのって、だいたい1オクターブ。
例えば、「ぼくはね、きみのことがすきなんだ」と言う場合、
CDEG DEFBAG FGEDC
のように書ける。これはCmajで言うと、1度のC、3度のE、5度のG、そして7度のBが要所(太字)に収まっている。
この要所はそれぞれ置き換えるとニュアンスが変わる。例えば最後のCをEに変えると、
CDEG DEFBAG FGEDE
なんだか独り言を言ったみたいに聞こえる。照れが入ってます。Gにしてみると、
CDEG DEFBAG FGEDG
なんか話が続きそうだ。試しにBにしてみると、
CDEG DEFBAG FGEDB
かなり不自然だが、話聞いてる?的ニュアンスとなる。
1オクターブ高い音は強調する時に使われるようだ。例えば、
CDEC DEFBAG FGEDC
通りの向こうにいる彼女に叫んでるようだ。これじゃ後ろが聞こえないから、もっとCを入れたっていい。
CDEC DEFBAG FCEDC
緊張していたり、口で負けている時に言い返そうとすると1オクターブを超えるのも見られる。
人による違いは、調(ルートの音の高さ)の違いと通常使用する音域のようだ。落ち着いて聞こえる声は音域が狭い(展開が少ない)。