Stardustの物語

db4o2007-12-11

ビックス・バイダーベックのイタリア映画のDVDを見たのがちょうど一年前。ビックスは、1920年代のアメリカを、コルネット一本で神のように駆け抜け、散っていった、ラッパ(コルネット)吹き。こうしてまた今日改めて見ると、やけにせつない。

with Stringsを買って以来、クリフォードブラウン漬けで、The Smoke Gets In Your Eyesだけでなく、他の曲も練習しようと思ってまず選んだのがStardust。

The Shadow Of Your Smileのように、できればその曲の物語をつかんで吹きたいので、Stardustの物語を探っているうちに、こうしてビックスバイダーベックにたどり着いたわけだ。

Stardustを作曲したホーギー・カーマイケルは、ビックスと士官学校の同級生。映画の中で紹介されているように、ホーギーはビックスのアドリブからヒントを得てこの曲を思いついたという。

奇しくも歌詞を付けられたのは31年、ビックスが星屑になった年。ビックスの生涯を思い描くと、もう一つのStardustの物語が見えるようだ・・・。