銀杏、酒、ひきこもり・・・日本的なるもの

db4o2006-11-12

「いさご鮨」赤坂店は、Christof、 db4objects CEO、のお気に入りのすし屋です。これまで日本に来るたびいろんなすし屋に行っているのですが、ここがいいんだそうです。10日金曜日、いくつかクライアントを訪問してから、すしを食べに行こうということになり、それならということでいさご鮨へ。ちょうど5時前でまだオープン前。せっかくだから少し待とうとしばらく立ち話をしてからオープンを待って中へ入りました。

私のお気に入りは、「飲み物別5000円で適当にお願いします」というやつ。正直その日に何がいいか、それを知っているのは板前さんだけなので、順番から何から任せたほうが間違いないと思っています。付け出しの後に出てきたのは、きれいな緑色の銀杏。銀杏を食べると冬がもうすぐそこに来ていると感じる、そういう旬なものを外国人に説明しながら食べてもらうのは楽しいことです。それから何といっても酒ですね。蔵出し生の酒というのがあって、なんともマイルドでおいしく、外国人にとってはワインのように飲めるようです。

このように日本的なるもの、日本独自のものは外国人がものすごい興味を持っているものなので、私も何が独自で何がそうでないのか、興味を持って調べています。今回鮨を食べながら話していると、「ひきこもり」知ってる?と。何でも最近それに関する本を読んだようで、日本独自の現象だそうで興味があるそうです。その時はなぜそれが日本独自なのか全く検討がつかなかったので調べてみると、BBCの記事にこんなものがありました。この中でDr, Henry Grubb氏は、「どうしてこのような現象が日本だけで起るのか理解できません。もし私の子供がそうなったら、すぐにドアをノックしてその部屋に入ります。ところが日本の親は、もう少し様子を見ましょう。これは大人になるために必要なことだと考えているようです。」と話しています。

そうそう、Paul(Komusoというニックネーム)というブルースミュージシャンで度々尺八を代々木公園で練習している彼からヒントを得たのが、尺八ジャズプレイヤー!これぞ日本人という決定版でしょう。なんとジョンコルトレーンも尺八を練習していたというのです。日本とは何かを外国人から学ぶことが多くなった昨今、外見ではなく日本的な心を好きな人と一緒に仕事をしたり遊ぶのはなんとも楽しいものです。