BTreeをClassIndexに実装したdb4o-5.4

db4o2006-05-19

BTreeをClassIndexに実装したdb4o-5.4は、低速CPU&省メモリな組込み環境で大幅にパフォーマンスを向上させています。公開する前に、その特徴を一足先にお知らせします。

VisualGCによるdb4o-5.2とdb4o-5.4の比較

これは、10,000件のオブジェクトを追加、クエリ、更新、削除しているもので、-Xms1m -Xmx2mでテストしています。

注目していただきたいのは次の2つです。

【Old Gen】
Heap Size: 1375k -> 896k
Collections: 174(4,613s) -> 78(1,870s)

つまりdb4o-5.4では、消費メモリが少なくなり、パフォーマンスのボトルネックになるフルGCが削減されるので、結果として実行速度が向上します。この改善はCPUが低速で、メモリ消費を少なくしたい組込み環境でさらに大きな改善として現れると考えています。

なお、今回のBTreeは既に十分安定しているので、FieldIndexとフリースペース管理にも応用する予定です。

今回の結果は来週の勉強会で詳しくご紹介します。